ポルトガル人は、食べるものでも何でも、"伝統的"というのが大好きな国民です。
その点日本人は新しいもの好きだから、新登場にはみんな飛びつきますよね。根本的な国民性の違いだし、どちらも良し悪しの基準にはならないと思ってます。
例えばポルトガルのエッグタルト。19世紀から同じクリーム。きっと日本なら一瞬で色んなフレーバーが出てるはず。ここ数年で、限定的に違う味のものを試している店もちらほら目にしますが、その珍しいフレーバーが話題になったり、定番の味として定着してる気配もなく。こちらの傾向は相変わらず保守的です。
前置きが長くなりましたが、先日YouTube動画でレシピをご紹介し、またこのブログでも話題にした、卵黄クリームのロールケーキ、アゼイタオンという村のお菓子です。
昨日、またその村を訪れ、帰りにロールケーキ屋さんに入りました。お腹もいっぱいだし、コーヒーだけ、と思って入ったのです。その店は、ロールケーキを量産していて、アゼイタオンのカフェやリスボンの店にも多数卸していて、この店の味がアゼイタオンのロールケーキのお手本のようになってます。この店はそこの会社の直営店で、店内飲食、お持ち帰り用のパック詰め販売、民芸品コーナーまである大きな店舗。ディスプレイを見ると、標準サイズ、特大サイズ、ふた口くらいで食べれる小さめサイズ、2個くらいひとくちで食べれそうな超ミニサイズ(笑)なども。
そこに、興味深いものを発見!
黒い!
え?黄色じゃないの?
そう、チョコレート味❤️
こんなの初めて見た。周りの人たちを見ると、みんなやっぱり黄色いのを食べてるけど、私はこの黒いのに興味がある!やっぱり珍しいのを選びたくなるのは、ポルトガルに何年いても抜けない日本人の性分?
さ、そしてお味のほうは、、、
美味しーい!
これ、ぜひぜひリスボンのお店にも卸して欲しい!黄色いお菓子は他にも山ほどあるから、黒いのも食べたーい(笑笑)
というわけで、コーヒーだけのつもりが、結局お菓子も食べて帰ったってことですね。
ロールケーキのレシピ動画はコチラです↓↓↓
卵黄クリームのロールケーキはシナモンのいい香り(Receita de Torta de Azeitão) - YouTube