ここ10日ほどのこと。
FBでお友達申請をしてきたあるプロギタリストのPさん。すごい有名な人とかではないけど、ベテラン中堅クラス、と自分で言ってました(笑)。私は基本的に会ったことがない人とか友達申請されても放置するのですが、ギター関係の人だけは自分にためになる情報ももらえたりすることがあるし、知り合いを増やしたい気持ちがあるので、申請があればOKしてます。
そういうFB上での知り合いの一人がメッセージを送ってきました。私がアップしているギターの動画を見た感想とか、自分がギター曲よりもファドのバックで弾くのを好む理由だとか、ファドで必要なギターコードを示した写真とか、次々メッセージを送ってくるようになりました。
↑送ってくれた写真を見やすいように自分で表にしました。
ファドの世界の人は、夜型なのは当然。ショーは夜しかないから。Pさんの場合それが極端で、夜中の1時ごろにパフォーマンスをマックスの状態にしたいとかで、生活の時間を全てそれに合わせており、寝る時間が4時から5時ごろだそう。なので私にメッセージを送ってくるのも1時台、2時台。
そのメッセージを送ってきたのが一日だけではなく、それから毎日来るようになったんです。いろいろギターのこととかファドの世界のことも聞けて、私にとっては楽しい話もたくさん含まれているし、今仕事も特になくて寝る時間を気にする必要もないので、メッセージに付き合ってるのですが、告白されたのが、鬱病だということ。
私、鬱病って人との接触を避けるようになって引きこもるようになるのだと思ってたのですが、いろんなパターンがあるのかな？
躁鬱ではなく鬱だというのだけど。
３日目あたりに、どうしても声が聞きたいから「おやすみ」だけ電話で言わせて、って頼まれて、会ったことない人に電話番号教えるの？って思うかもしれないけど、まあ電話番号教えなくてもメッセンジャーで通話もできるわけだしね。10分だけだからと言われ、10分ってそこそこの時間よ、と思いながらもOKしました。ミュージシャンだから音(声だけど)を確認しないと気が済まないのであろう、とか想像して。夜中の2時台のこと。
すると、、、あーでもないこーでもない、ペラペラペラペラ、1時間以上の機関銃トーク。結局4時近くまで。
え？鬱病ってこんなん？
疑い深い私は、最初、この人鬱病のフリして気を引いてそのうち口説いてきたりするんじゃないか？って思ってたんだけど、かなり具体的に自分の状態を言ってきたり、何時からカウンセリングだとか話してたり、鬱についての動画のリンクを送ってきたり、これは嘘ではなさそう。
ちなみに向こうはポルトなので、会いに行く！なんて展開にはそうならないのは少し安心できるところ。
今度スカイプか何かで一緒にギター弾こう、何かアドバイスしてあげれるかもしれないし、なんならいつも自分が一緒に弾いてるビオラ奏者も連れてきてあげるよ、とか言ってくれてて、少し強引ではあるけど優しさも感じる。
私が冷たくしたら必要以上に落ち込むんじゃないかとか、夜中の寂しさが弾丸メッセージで和らいでいるのであれば、とか思い、この10日ほど毎日寝不足なのであります。
昨日もメッセージから途中で通話に変わり、ファディスタとの掛け合いはこんな感じで〜とか言ってファドのメロディー、その後ギターのフレーズ、そしてファドのメロディー、次はギター、って一人で電話口で夜中の3時台に歌ってるおじさん。ギャハハと笑いながら聴いてました。
仕事が忙しくなってきたりすると、こんなことにはとても付き合ってられなくなるけど、今なら別にいいか。
