ポルトに来てます。

5月には芸人のタレントさんのYouTube動画撮影でポルトに来ましたが、今回はプライベートで来てます。

三日間プロからファドの伴奏のことをいろいろ教わりました。私が弾いてるのはポルトガルギターですが、これは歌手との掛け合いで即興でメロディーを弾くことが一番の役割り、そしてコードとリズムをキープするのはビオラ。

こちら、今回の練習風景ですが、仕切ってくれている友人のギタリストは撮影してるので写ってません、残念。

とにかくこのようにペアで弾くのが基本です。

滞在中に、サッカーのボアビスタというチームの設立119周年記念で親善試合があり、友人が筋金入りのボアビスタサポーターなので、なぜか私も一緒に試合を見にいくことに。

ボアビスタ、去年日本人の選手が来ました。ワタイ選手です。試合後、退場するときにマフラーを振り回して「ワタイさーん！」て叫んでたら、ユニフォームくれました♡

やったー。ポルトのお土産ゲット！

さあそして、昨晩は、友人が毎週やっているThe Yeatman Hotelでの演奏。私も横に座って一緒に弾くのだ！と隊長命令が出て、ちょこんと座って弾いてるフリしてます(笑)。

ここ、ポルトの最高級ホテルで、もうそれは素敵なところです。こんな格調高いホテルでいきなりデビュー？それ、ちょっと不味くない？と思ったのだけど、初めての場合、こういうホテルのバーとかでファドを全く知らない外国人がバーでおしゃべりしながらBGM的に演奏するところのほうがいいみたい。

なるほどね、確かにファドのレストランとかだと、大衆的な店でも何でも、ファド好きの人がガッツリ聴いてる環境だから、演奏のレベルも求められるものが違うのね。

こんな素敵な機会を準備してくれた友人には、本当に感謝の気持ちでいっぱい。

ギター関係では、本当に私は素晴らしい知り合いが何人かいて、みんなそれぞれすごくサポートしてくれて、こんな恵まれた環境で自分自身が真面目に取り組まないと罰当たりそうです。

リスボンに戻ったら、今度は超ベテランのおじいちゃんギタリストからレクチャーを受けることになっています。

せっかくいいギターを持ってるんだから、ギターでお金を稼ぐことを考えて、ギター代を回収するんだよ！と友人からプロを目指すよう説得されてます。

どうなんの、ワタシ？

お絵描き

先日、突然絵を描きたくなりました。

小さなサイズでいいから、手軽な水彩で。思い立ったらすぐ実行に移す私。早速画材屋さんへ行って、最低限の道具を揃え、描き描き。

美術は高校までの授業でやったレベルなので、水彩絵の具の感覚が記憶にあまり残ってなかったんだけど、意外と重ね塗りもできるのね。紙の質もいいのな？重ねるとふやけて紙がポロポロになっちゃうかと思ったけど、二、三度上から塗ったりしても問題なかった。

釣りに行きたい欲求からか、ついついこんなモチーフに。カジキです(笑)。

8月に入ると仕事もないし、もっとたくさん描こうと思ってます。

そして、、、相変わらず鬱のギタリストのおじさんとは毎日のようにメッセージのやり取り。どうしても私にファドの伴奏をやらせたいみたいで、見繕った曲の動画のリンクを山ほど送ってきて、コードを表にしたもの、ギターネックに押さえるところを印した画像、いっぱいもらってます。昨日は初のビデオ通話で3時間の休憩無しレクチャー。超スパルタです。ファドの伴奏を練習して、これでお金を稼ぐんだ！！！と壮大な目標をいつの間にか掲げられて、なすがままの私。いや、私そんなつもりでギター始めたわけじゃないし、だいたいこんな歳とってから始めて簡単にフィーリング掴めないし、たぶん無理、と弱音を吐くと、「なんでそんな頑ななんだ！君はすぐに感覚を掴めるって、ギター講師を30年近くやってきた俺が言ってるんだから、何も考えずにとにかく弾いてみろ！」と来る。

おじさんを黙らせるには、やるしかない、という状況なのでした。

鬱病ってこんな症状？

ここ10日ほどのこと。

FBでお友達申請をしてきたあるプロギタリストのPさん。すごい有名な人とかではないけど、ベテラン中堅クラス、と自分で言ってました(笑)。私は基本的に会ったことがない人とか友達申請されても放置するのですが、ギター関係の人だけは自分にためになる情報ももらえたりすることがあるし、知り合いを増やしたい気持ちがあるので、申請があればOKしてます。

そういうFB上での知り合いの一人がメッセージを送ってきました。私がアップしているギターの動画を見た感想とか、自分がギター曲よりもファドのバックで弾くのを好む理由だとか、ファドで必要なギターコードを示した写真とか、次々メッセージを送ってくるようになりました。

↑送ってくれた写真を見やすいように自分で表にしました。

ファドの世界の人は、夜型なのは当然。ショーは夜しかないから。Pさんの場合それが極端で、夜中の1時ごろにパフォーマンスをマックスの状態にしたいとかで、生活の時間を全てそれに合わせており、寝る時間が4時から5時ごろだそう。なので私にメッセージを送ってくるのも1時台、2時台。

そのメッセージを送ってきたのが一日だけではなく、それから毎日来るようになったんです。いろいろギターのこととかファドの世界のことも聞けて、私にとっては楽しい話もたくさん含まれているし、今仕事も特になくて寝る時間を気にする必要もないので、メッセージに付き合ってるのですが、告白されたのが、鬱病だということ。

私、鬱病って人との接触を避けるようになって引きこもるようになるのだと思ってたのですが、いろんなパターンがあるのかな？

躁鬱ではなく鬱だというのだけど。

３日目あたりに、どうしても声が聞きたいから「おやすみ」だけ電話で言わせて、って頼まれて、会ったことない人に電話番号教えるの？って思うかもしれないけど、まあ電話番号教えなくてもメッセンジャーで通話もできるわけだしね。10分だけだからと言われ、10分ってそこそこの時間よ、と思いながらもOKしました。ミュージシャンだから音(声だけど)を確認しないと気が済まないのであろう、とか想像して。夜中の2時台のこと。

すると、、、あーでもないこーでもない、ペラペラペラペラ、1時間以上の機関銃トーク。結局4時近くまで。

え？鬱病ってこんなん？

疑い深い私は、最初、この人鬱病のフリして気を引いてそのうち口説いてきたりするんじゃないか？って思ってたんだけど、かなり具体的に自分の状態を言ってきたり、何時からカウンセリングだとか話してたり、鬱についての動画のリンクを送ってきたり、これは嘘ではなさそう。

ちなみに向こうはポルトなので、会いに行く！なんて展開にはそうならないのは少し安心できるところ。

今度スカイプか何かで一緒にギター弾こう、何かアドバイスしてあげれるかもしれないし、なんならいつも自分が一緒に弾いてるビオラ奏者も連れてきてあげるよ、とか言ってくれてて、少し強引ではあるけど優しさも感じる。

私が冷たくしたら必要以上に落ち込むんじゃないかとか、夜中の寂しさが弾丸メッセージで和らいでいるのであれば、とか思い、この10日ほど毎日寝不足なのであります。

昨日もメッセージから途中で通話に変わり、ファディスタとの掛け合いはこんな感じで〜とか言ってファドのメロディー、その後ギターのフレーズ、そしてファドのメロディー、次はギター、って一人で電話口で夜中の3時台に歌ってるおじさん。ギャハハと笑いながら聴いてました。

仕事が忙しくなってきたりすると、こんなことにはとても付き合ってられなくなるけど、今なら別にいいか。

あら、お久しぶり。

しばらくブログはご無沙汰でしたが、実は10日間ほどバイトしておりました。

朝の9時半から17時まで、携帯を手元に置いておけない仕事でした。普段携帯を手放すことがないので、なんだか変な感じ。3人体制のお仕事で、おしゃべりはOKだったから、10日間よくしゃべりました(笑)。でも話してる途中で、「あの画像を見せてあげる！あ、携帯ないんだった。」「あれの名前なんだっけ？あー携帯あれば一発で分かるのに。」みたいな。

急ぎの用件の電話などは掛かってくる予定はなくても、スマホ使えないって、やっぱり不便なものね、と実感。

毎日お弁当作っていって、楽しかったです。

話変わって、日曜日まで、リスボンで工芸市をやっていました。昔はよく行ってましたが、コロナ前の数年は、主婦が趣味でやってるクラフトみたいなものが増えてつまらなかったので、工芸市も終わったな、と思ってたのですが、今回はそれなりに面白かったです。

お目当てのものも買え、新しい出会いもあり、・・・って、食べ物ですけどね。

買ったものは、まず羊の毛のスリッパ。内側が羊の毛でモコモコしたやつです。最近よく見るのは、裏側がゴム張りになってて、見た目があまり好きじゃなくて、私が欲しかったのは裏も皮のもの。ありました！

次に、黒陶器のカップ。本当はデミタスカップが欲しいんだけど、売ってたのは小さいマグ。2ユーロだし、まあ買ってみるか、くらいの感じで。

あと、皮のベルト。すごーくシンプルなデザインのものだけど、本革で丈夫。日本では本革のベルトってあまり見ないですよね。変にデザインが凝ってたりして安っぽかったり。こういう工芸市でいつも見るのですが、革靴とかベルトとかのお店。いいベルトありました。20ユーロ、オッケー。

そして最後に、アソーレス諸島の物産を扱う店で、パプリカペーストのようなものがあり、ラベルの絵が唐辛子。リスボンでもスーパーでよく見る赤ピーマンペーストとはちょっと違ってそう。お店の人に聞くと、フレッシュチーズに掛けるそうで、唐辛子が入っているソースだと。私は激辛好きなので、二種類のうち辛いほうを選び、早速チーズ買ってきていただきましたよ。

ポルトガルでは、フレッシュチーズに塩胡椒して食べるのですが、塩胡椒の代わりにこのアソーレスのソースを掛けてみると、まあ美味しいこと！

チーズのほんのり甘いミルクの味に、塩分と酸味と辛味が効いたこのソースがピッタリ。

これはハマりそうです。

女子会は激安ネパール料理で

今日は、本当なら日本人の友人たちと修道院の見学に行くはずでした。

普段一般公開していない古い修道院のガイド付きツアーがあるからみんなで行きましょう、とお誘いいただき、それぞれ自分でメールで申込みをしたのだけど、キャンセル待ちとなります、との返事。言い出しっぺの人は一足先に予約を入れたので取れたけど、後でメールした私たちはあぶれてしまい、今回は断念。

まあでも時間あるし、集まってご飯でも食べようということになり、安いところという条件でレストランを検索してたら、クチコミで「安くて美味い！」という意見がたくさん書かれていたネパール料理の店を見つけて、そこは特にモモ(ネパール餃子)がウリのようで、写真を見ると結構美味しそう！

というわけで行ってみました。

モモが一皿4ユーロ！安！他の料理もほとんど5ユーロ台。こんな価格帯がまだリスボンに存在してたとは。

安かったね、美味しかったね、と言いながら店を出て、その後すぐそばにあるちょっとオシャレなイタリアンビストロでお茶しよう、ということになり、1人は5ユーロのチーズケーキを頼み、おしゃべりして解散。

激安ネパール食堂とオシャレなイタリアンビストロのギャップが笑える女子会でした。

プチ休暇

夏休みのハイシーズンを避け、少し早めのプチ休暇。

たったの2泊３日ですが、景色のいいところでダラダラ過ごし、美味しいもの食べて、気分転換。

モンデゴ川が見える宿で、すごくリーズナブルだし、スパもなかなか良さげ(私は利用してないけど)、ご飯も悪くない。

リスボンから片道250キロくらいかな、ガソリンがめちゃくちゃ高いので、ゆっくり走ろ(セコっ)。

ダイエットは忘れ、カロリー考えず食べたいもの食べて、ストレス(ないけど)解消しなきゃね。

ギターも持ってきたから、窓を開けて景色を見ながら練習です。こういう環境で弾いてると、上手くなったような気分になるの、なぜかしら。

リスボンに帰ってきて、この数日でやっておかなきゃいけないお仕事があるので、ダラダラモードは昨日でおしまいです。

オンラインツアー、頑張ります

明日(日本時間ではもう今日ですね)はオンラインツアー。

お祭りの話題満載で、リスボンの街並みも楽しめるコースを予定しています。いつも自分でコースを企画するので、ご案内するのも楽しくて当然ですけど、毎回ツアーの日が近づくと待ち遠しくて。8日にリハーサルもやって、準備オッケー！

そして、プレゼントもすでに日本に届いているようですよ。

明日は、なんとリスボン35℃！キャー、それは暑すぎでしょ！日焼け止めと帽子、忘れないようにしないと。

お申込みまだの方、ギリギリまで受付していますので、今からでもぜひお申込みください！

ツアーのご案内・お申込みは↓↓↓

http://tabiconcier-portugal7.peatix.com/

それでは、オンラインツアーで皆さまと交流できるのを楽しみにしております！