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ジュエリーを愉しもう! ポルトガルの金銀細工フィリグラーナの制作や、ジュエリーと共に送るヨーロッパでの日々。

やっとこさ、ポルト

 

久しぶりのポルト、お仕事は明日からで、今日は移動日だったので、せっかくだから早く行ってポルトでちょっとぶらぶらしよーっと!と張り切って、朝8時過ぎに家を出て、9時9分のポルト行きの列車に乗ろうと予定してました。

家の近くのエントレカンポスの駅で、何やら変な気配。「ストライキのため、○分遅れで到着します〜」などというアナウンスが。長距離列車が出るオリエンテ駅まで、10分くらいで行く予定が、なかなか電車が来ず、一時間待ち。

さあそして、オリエンテからの電車のチケットを買おうと、切符売り場に行くと、閉まってるし。そこに張り紙があり、「ストライキのため閉鎖、○番の切符売り場をご利用ください」と。はいはい、わかったよ、と行ってみると、シーン。そっちも閉まってる。結局開いてる切符売り場はなく、そこにいた警備員さんに、ポルトに行くんだけど、どこで切符買えばいいかご存知ですか?って聞いてみたら、ポルト?無理だと思うよ、今日ポルト行きの電車一本も見てないし、って。

ひえ〜っ、それはヤバい。

慌てて駅の下の、長距離バスターミナルのほうへ行って、なんとか二時間後に出るバスのチケットが買えた。

ふう、これでなんとかポルトに行ける。

 

そして、11時45分、バスは定刻で出発いたしました。

途中、ニ、三ヶ所停車し、ポルトに着いたのは、15時45分。四時間も掛かりました。

ホテルに着いた時には、もうヨロヨロ。お昼も食べ損ねたのでペコ腹だし。

 

一時間ほど休憩して、せっかく来たからと重い腰を上げ、力を振り絞って街をヨロヨロ少し歩いて、ネットで調べてあったレストランでポルト名物のフランセジーニャをいただきました。

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これ、食パンに薄めのステーキやらソーセージ、生ハム、チーズ、などが挟まってて、ピリっとしたソースが掛けてあるものなんだけど、これまでにいろいろな有名店で食べましたが、どうしても好きになれない食べ物でした。スライスチーズが多すぎてくどかったり、ソーセージが缶詰の安モンのでまずかったり、重すぎてもたれるし、とツッコミどころ満載で、私の中ではポルトガルで最もセンスのない食べ物ナンバーワンだったのです。

ところが、今回はちょっとオシャレな店に行ったからか、疲れすぎてて食べることで癒されたのか、なんだかいつもより数倍美味しく感じたのでした。